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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
「腕が痺れてくる」
「首から肩甲骨にかけて重だるい」
「腕や手に力が入りにくい」
「首から腕が痛い」
「肩こりが強い」
「呼吸をしづらい」
「つり革に掴まると腕が痺れる」
「リュックサックを背負うと腕が痺れる」
つり革に掴まっていたり、リュックサックを担いでいると 腕が痺れたり、痛みがでることはないでしょうか。
その症状を放っておくと、筋肉が萎縮してきたり、症状が慢性化したりと 厄介なものになりかねません。
その症状は 「胸郭出口症候群」の可能性があります。
今回は「リュックサック症候群(胸郭出口症候群)の治し方」と題してリュックサック症候群や胸郭出口症候群について解説します。
胸郭出口症候群とは首から出ている腕神経叢と鎖骨下動脈から構成される神経血管束が頚部から腕に移行する走行路で圧迫または締め付けを受ける状態をさします。
主にしびれや痛みなどの神経血管症状を発症する疾患の総称です。
この胸郭出口症候群は20代から30代の女性に多くみられます。
男女比は1:2~3で女性が多い傾向にあります。
体型ではなで肩やまる肩(女性では普通の体型ないしはやせ型の人に多い)の体型の方になりやすいとされています。
またリュックサックを頻繁に背負う方に起こりやすいことからリュックサック症候群とも呼ばれています。
胸郭出口症候群は痛み、しびれ、だるさが三大症状です。
とくにうなじ、首、胸背部、腕などに痛み、こり、だるさが起こります。
また腕から指先にかけてのしびれ、腫れぼったさ、冷感なども併せて生じます。
稀に顔のしびれ、発汗異常(汗をかきやすい)やめまい、頭痛などの自律神経症状も胸郭出口症候群では起こることがあります。
手のしびれをきたす疾患は他に頚椎椎間板ヘルニアなどの頚椎疾患や手根管症候群などもあります。
そのため検査などで鑑別する必要があります。
首から肩にかけての神経や血管の通路にはいくつか狭くなりやすいところがあります。
どこが狭くなって神経や血管を圧迫しているかが胸郭出口症候群を改善するうえで重要になってきます。
原因としては
・頚肋症候群
・斜角筋症候群
・肋鎖症候群
・過外転症候群
と4つが挙げられます。
【頚肋症候群】
下位頚椎(主に第7頚椎)の奇形によって通路が狭くなり起こります。
【斜角筋症候群】
前斜角筋と中斜角筋との間を神経血管束が通りますが、その通り道が狭くなり起こります。
【肋鎖症候群】
鎖骨と第一肋骨との間が狭いために神経血管束が圧迫されます。
リュックサックを背負ったりすることで症状が悪化するリュックサック症候群はこれになります。
また鎖骨骨折などの外傷後に発症することもあります。
【過外転症候群】
小胸筋直下を通って腋下に至る部分が狭いために神経血管束が圧迫されます。
手を挙げて仕事をする人に多いです。
治療は痛みの悪循環(痛みの原因)をしっかり把握し断ち切ることが重要です。
整形外科では主に痛みを抑えるための鎮痛剤、神経の血流を促進するビタミン剤、ブロック注射などをして3か月間は経過を見ながら保存療法を行います。
これが無効で日常生活動作や職業に支障のあるものは手術療法を検討する場合もあります。
腕を上げたまま作業するような職場の方は、その作業内容の変更や再検討、職場転換なども視野に入れなければならないこともあります。
日常生活では規則的な生活と精神的なストレスの解消をしていきましょう。
改善させるうえで非常に重要なのは正しい姿勢に修正することです。
とくに「巻き込み肩とあごの突出し」などの不良姿勢を矯正していくことです。
鍼灸治療では胸郭出口症候群の原因となっている部位への血流改善、鎮痛効果を狙っての治療をしていきます。
その経穴(ツボ)の代表例は
・扶突(ふとつ)
・天鼎(てんてい)
・中府(ちゅうふ)
などになります。
リュックサック症候群(胸郭出口症候群)は筋肉や関節の物理的なストレスを軽減させることで改善できます。
そのストレス軽減に効果的なのが当院で行っている神経解放テクニックです。
神経解放テクニックは整体と鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法です。
局所的な原因の筋肉の改善はもちろんのこと、原因である猫背姿勢の改善や肩こり、しびれが起こりやすい体質を改善することができるため「痛みやしびれが起こらない身体作り」が可能です。
ぜひ、リュックサック症候群や胸郭出口症候群でお悩みの方は当院の治療を受けてみてはいかがでしょうか。