ホットアイマスクは逆効果？｜ホットアイマスクの正しい効果を専門家が解説

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

ホットアイマスクについて詳しく解説します

パソコンやスマホを見る時間が増え、目の疲れや眼精疲労を感じた時にアイマスクを使用する方は多いのではないでしょうか。
最近では様々なタイプが販売されており、用途に応じてアイマスクを使い分けることもできる便利なアイテムとなっています。

アイマスクの特徴は光を遮断して目を休ませることです。
そのため休憩したい時や睡眠時に使用する方が多いと思います。
とくに眼精疲労を感じた時には、アイマスクの中でも温熱刺激があるホットアイマスクがおすすめです。
目元を温めることで眼精疲労だけでなく、リラックス効果や睡眠の質が上がるなどの相乗効果も期待できます。

今回は「ホットアイマスクは逆効果？｜ほっとアイマスクの正しい効果を専門家が解説」と題して、眼精疲労を和らげるために効果的なホットアイマスクの種類や選び方、効果について解説します。
眼精疲労に悩んでいてホットアイマスクの購入を検討している方や、自分に合ったホットアイマスクを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホットアイマスクは血流改善が主な効果

ホットアイマスクは、主に目元を温めることで血流を促進させ、筋肉の緊張をゆるめるアイテムです。
パソコン作業やスマートフォンの使用が続いて目の疲れたを感じる時や、心身のストレスで目元が重く感じる時に使うと緩和させることができます。

アイマスクの光の遮断も疲労解消に重要

起きている間は長時間外部からの常に光に晒されているため、想像以上に目は酷使されています。
さらにスマホやパソコンのブルーライト、移動中や運転中に安全のため常に周りを気にして目を動かしているため、目は疲れやすい環境です。

そのため休憩中にアイマスクを付けると外界の光が遮断され、短時間の間でもしっかり目を休息させることができます。
さらにホットアイマスクであれば目元周辺を温めて血流をよくする働きもあるため、視界がすっきりして疲労感が軽減されるでしょう。

ホットアイマスクが逆効果になる使い方

ホットアイマスクは万能というわけではありません。
使用状況や環境によっては逆効果になる場合もあります。
例えば、以下のような状況では注意が必要です。

炎症があるとき

目の腫れや炎症がある時は注意が必要です。
腫れや炎症がある状態で温めてしまうと血流がさらに増えて炎症が悪化し腫れや痛みが強くなる可能性があります。

・目が赤くなっている
・腫れている
・かゆみがある

以上のような場合はホットアイマスクの使用を避けて冷やす方が適切です。

目の奥の痛みや頭痛を伴っている

目の疲れだけでなく、「急に目の奥が痛み出す」や「頭痛を伴う」といった場合は、何らかの疾患が原因の可能性もあります。
この場合はホットアイマスクの使用で症状が悪化することがあるため、まずは医療機関に相談しましょう。

逆効果にならない正しい使い方について

ホットアイマスクの効果を十分に引き出すためには、正しい使い方が重要です。
ホットアイマスクは長時間連続で使用するのではなく、10～15分程度を1クールの目安にしましょう。
またホットアイマスクの温度は気持ち良いと感じる温度が適温です。
また就寝前に使用することで、深いリラクゼーション効果が期待できます。

アイマスクの正しい選び方

アイマスクは使用する場所や頻度、希望するメリットによって選ぶタイプは変わります。
頭や耳に固定して使用したい方には電熱タイプがあります。
このタイプは寝ている間も外れにくいため、横になって休憩をする時や睡眠時に使いたい方におすすめです。

また電子レンジ式は重みがあってアイピローとしても使えるため、目元が適度に圧迫されてマッサージ効果も得られます。
それぞれのアイマスクの特徴を知り、自分に合ったタイプを探してみてください。

ホットアイマスクの種類について

目元を温めるためにホットタオルを使用する方もいますが、頻繁に使用する場合には準備するのも面倒ではないでしょうか。
その点ホットアイマスクはすぐに使用することができ、なおかつ色々なタイプが販売されています。
ホットアイマスクのタイプや特徴をご紹介します。
以下でご紹介するアイマスクの中には一番値段が高く、充電しないと使えないというデメリットな部分もありますが、一度購入すれば長い期間使用することができます。
ぜひ参考にしてみてください。

使い捨てタイプ

数種類あるホットアイマスクの中でも一番手軽に使えるのが使い捨てタイプです。
ホッカイロの様にテープを剥がすとすぐに約40℃程度に温かくなります。
一つ一つ個包装されているため、移動中や旅行先などへ持ち運びが便利です。

またラベンダーなど香り付きのタイプもあるので、好きな香りや気分に合わせて使えてリラックス効果も得られることができます。
温かさの持続時間は約20分です。

その他にもテープを剥がすと温かくなると同時に蒸気が出るタイプもあります。
ドライアイなど目元の乾燥が気になる時におすすめです。

使い捨てなので繰り返し使えるタイプに比べるとコスパは悪くなります。
しかし、毎回新しいものが使えるので衛生面では安心して使えるでしょう。
毎度温める準備が面倒な方や、仕事の合間などですぐに疲労を解消したい方はぜひ試してみてください。

繰り返し使えるタイプ

何度も繰り返して使えるタイプは、電子レンジや電熱を使ってすぐに温めることができるのが特徴です。
自宅で使う機会の多い方や睡眠時に使いたい方におすすめです。
使用頻度が高い方は長い目でみると使い捨てに比べると経済的でコスパが良いといえるでしょう。

ではアイマスクの電子レンジ式と電熱式の特徴を見てみましょう。

電子レンジ式

電子レンジ式は、アイマスクの中に小豆やセラミックが入っています。
電子レンジで数十秒温めるだけですぐに使えるようになります。

アイマスク小豆やセラミックに重みがあるので目元のかたちにフィットしやすく、冷めてもそのままアイピローとして使えることができます。
使用するためには電子レンジのあるところでしか使うことができません。
そのため家でリラックスするときや寝る前など毎日自宅で使用したい方には使いやすいでしょう。

電子レンジ式は約250回使えるのでコスパが良いといえます。
温める時には熱し過ぎないように気をつけ、温度を十分に確認してから目に乗せるようにしましょう。

電熱式

電熱式はACアダプターやUSBで充電し、コードレスで使えるタイプです。
アイマスク内にヒーターが内臓されており、このヒーターの温度調整やタイマー付きなど機能も様々です。

ゴムで耳にかけたり頭に固定して付けられるタイプが多いので、椅子に座りながらでも使用できます。
タイマーでオフにしたりできるので、つけっぱなしでも消し忘れることもなく、安心して使えるでしょう。
そのため、寝る前に使用したい方にはタイマー付きが向いています。

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