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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
「朝起きたら首が痛くて動かない」
「首の痛みが背中まで広がっている」
「朝から首が痛くて振り向くことができない」
このような症状が朝に起きたら寝違えの可能性があります。
今回は「寝違えは肩甲挙筋のトリガーポイントが原因|寝違えの改善例を紹介」と題して、寝違えの原因に肩甲挙筋と呼ばれる筋肉のこりの関係性について解説します。
主訴:寝違え(30代・女性)
・朝起きたら首が痛くて動かない
・首を動かそうとすると首から背中にかけて激痛がある
このような寝違え症状の患者様がご来院されました。
今朝、起床時にあまりに首が痛いため仕事を急遽休みにして自宅で安静にしていました。
徐々に症状が悪化してきている感覚があり、来院時は全く首を動かせない状態です。
また痺れの症状はなく、筋肉がつるような感覚と痛みがずっと首にある状態です。。
・首を左側にやや側屈していると痛みが楽である
・首の右回旋と前方への屈曲が痛みで制限されている
仕事では常にうつむいた姿勢で行っている。
触診では首全体に筋緊張があり、寝違え症状の原因は肩甲挙筋のトリガーポイントと断定しました。
そのため初回は鍼灸治療中心の治療を行うように治療方針を決めました。
トリガーポイントによる痛みのパターンから、「右の肩甲挙筋と右の頭半棘筋」を中心に鍼灸治療を行いました。
うつ伏せの状態でも右の肩甲挙筋を無意識に伸ばしている姿勢(疼痛回避姿勢と呼ばれる)だった為、主に肩甲挙筋のトリガーポイントを中心に治療を行いました。
また首の痛みによって後ろに後屈できないため、動作に関連する頭半棘筋も治療部位としました。
初日と翌日の計2回の鍼灸治療で痛みと運動制限はほぼ消失しました。
肩甲挙筋は肩甲骨から頚椎に付着する筋肉です。
肩甲骨を上方へ持ち上げる作用であるため負担がかかりやすく寝違いを起こす主な筋肉です。
それ以外にも首を後屈したり、回旋したりする作用もあります。
そのため寝ている時に無意識に首に負担のかかる姿勢で寝てしまうとこの肩甲挙筋に強いストレスがかかります。
結果的に痛みを起こすトリガーポイントのこりが発生してしまうと寝違いの症状が出現します。
肩甲挙筋は頚椎の6番目付近で捻じれながら頚椎の1番~4番に付着する筋肉です。
そのためこの頚椎6番目付近の捻じれの部位にトリガーポイントのこりが形成される傾向にあります。
肩甲挙筋にトリガーポイントが形成されると、肩こりや首こりが主に症状として起こります。
しかし、悪化すると今回のような強い痛みの症状も引き起こします。
また肩甲挙筋は頭のバランスを取っている筋肉であるため、めまいやふらつきなど平衡感覚機能の低下も起こります。
そのため普段から首こりや肩こりがつらい方ほど、寝違いが起きたときにめまいなどの不定愁訴が起こる傾向にあります。
この寝違え症状は季節の変わり目に頻発するとされています。
その理由には急な寒冷刺激や生活環境の変化によるストレスなどが要因となり、肩甲挙筋のトリガーポイントを発生させると考えられています。
このような肩甲挙筋のトリガーポイントで起こる寝違え症状は当院で行っている神経解放テクニックで改善できます。
神経解放テクニックは整体とトリガーポイント鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法です。
この治療法により急に発生した寝違え症状でも完治させることができます。
長年悩まれている寝違えでお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。