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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
今回は、首こりや肩こりに深く関わる後頭下筋群とトリガーポイントについて解説します。
後頭下筋群は首こりや肩こりだけでなく頭痛や眼精疲労などさまざまな不調を引き起こします。
ぜひ症状にお悩み方はご覧ください。
後頭下筋群は以下の4つの筋肉で構成されています。
①小後頭直筋
②大後頭直筋
③上頭斜筋
④下頭斜筋
で構成されており、頭蓋骨と頸椎1番と2番を繋いでいます。
後頭下筋は後頭部と首の付け根の最深部にあり、頭部の後屈や側屈、回旋の動作に関わります。
また目をキョロキョロと動かす際にも収縮が起こります。
首の後ろに手を当てて、目線を上下に動かすときに大後頭直筋が、左右に動かすときに下頭斜筋の収縮を感じることができます。
この筋肉の機能が低下する(トリガーポイントが形成される)と以下のような症状が起こります。
・首こり、肩こり
・頭痛
・めまい
・眼精疲労
・慢性的な疲労感
・自律神経の乱れによる症状
などが出現しやすいといわれています。
後頭下筋周辺は、椎骨動脈や頸動脈といった脳への血液供給に関わる重要な部位です。
血管だけでなく大後頭神経や小後頭神経といった神経も並行して走行しています。
また他の筋肉と違う特徴として、ゴルジ腱器官や筋紡錘といわれる、頭部の位置を監視するセンサーが多く集まっています。
この筋紡錘には、ストレスや交感神経の興奮に反応して筋肉の緊張を調節しています。
そのためこの筋紡錘が強い反応を起こすと自律神経の働きにも影響を及ぼします。
この後頭下筋は血管や神経、センサーや自律神経などが絡んでいます。
そのため後頭下筋は負担がかかりやすく、筋肉のこりやトリガーポイントが形成されやすい傾向にあります。
首こりや肩こりだけではなく、全身にさまざまな不調を引き起こすと考えられています。
【ストレスや自律神経の乱れ】
仕事などで心身のストレスを受けると、体の筋紡錘が反応して交感神経の緊張状態が慢性化します。
とくに後頭下筋はこの筋紡錘が過剰な反応が起こりやすいため筋緊張が起こりやすい傾向にあります。
【不良姿勢】
スマホを見るうつむき姿勢や、デスクワークなどによる、いわゆるストレートネックは後頭下筋に対して大きな負担となります。
いつも頭が前方に出ているような状態の方は要注意です。
【目の酷使】
後頭下筋は、目と連動して収縮します。
スマホやパソコン作業など1日中目を酷使していると目の疲れと共に後頭下筋がこってきます。
後頭下筋の改善には、姿勢の改善と、心身のリラックスや目を休めることが重要です。
しかし、筋肉のこりやトリガーポイントが形成されるとなかなかセルフケアだけではでしっかりと改善することが難しくなります。
後頭下筋は首の最深部に位置するため直接指で触れることができません。
そのため、マッサージではなかなかアプローチできない部位です。
そこで効果的な治療法に鍼灸があります。
鍼は細かい筋肉のポイントや深部にしっかりとアプローチすることが可能です。
しつこい首こり、肩こり、頭痛や眼精疲労にお困りの方は、ぜひ後頭下筋へのトリガーポイント鍼灸施術をお試しください。
当院ではトリガーポイント鍼治療を含めた当院独自の神経解放テクニックで改善をはかっています。